妊活記録 不妊で感じていたのは閉塞感、世の中に「反省して改善」が通用しないことってあるんですね

以前、

記事【ふくらむ不妊の劣等感「あの子も妊娠してしまった」

でも書いたのですが、

不妊って、

「これをやったから必ず授かれる」っていう

直接的な努力の余地がない

んですよね。

 

そもそも私は、小さなころから社会人になるまで、一貫して、

課題があったらそこから問題を発見し改善する

ように教育されてきましたし、

それによって得た教訓やら達成感やらが、今の自分を形作ってきました。

 

何かを達成できないのは、必ず原因があって、

それを突き詰めて克服すれば、たいていのことは解決してきたわけです。

 

だから、妊娠できないという事実を突き付けられてからは、

とにかく原因探しに夢中になりました。

検索魔になって、いろんな不妊原因を見つけては、あてはまるものを探して、という感じです。

 

その結果、

必死で基礎体温をつけて、高温期の真ん中に体温ががくっと下がる現象をみつけたんですけど、

ただ、

良くも悪くも、不妊の原因として考えられるのが、それくらいしかなかったんです。

 

もちろん、婦人科で検査もしましたが、

生理はほぼ27~28日周期でやってきますし、

内診をしても、子宮奇形、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がん、子宮頚がんなど、不妊の原因になるような異常はみあたりませんでしたし、

血液検査をしても、ホルモン値はすべて正常でしたし、(←これが納得いかないところ)

唯一、卵管通水検査がものすごく痛かったので、今思えば、あのとき卵管が詰まっていたのかなと思うのですが、「造影検査」ではなく「通水検査」だったので、真偽のほどはわかりません。
※通水検査は聴診器をお腹にあてて、音で水が通っているのを確認するものなので、視覚判断をしていない以上、本当に通ったかはわからないわけです。

 

先生も、基礎体温がガクっと下がること以外は、何も異常なしという判断で、

「”とりあえず”、ホルモン注射してみましょうか。」というレベル。

もはや、

ほぼ原因不明

の状態でした。

 

こうなってくるとですね、私はもう、

パニックです。

 

「徹底的な原因がないなら、私は何を努力し、改善すればいいの?」

 

やれることがない

という、その閉塞感。

 

これまでの私の課題解決の方法が、全く通用しないという現実。

 

これ、つらかったんですよね。

 

課題を目の前になすすべ無しというのは初めての体験で、どうも私の性に合わないのです。

努力して努力して、それでもだめならあきらめもつきますけど、

努力の余地がないんじゃ、「なんとかしたい!」という気持ちのやり場がなくなってしまい、

途方に暮れるのです。

 

もちろん、唯一の原因と思われる体温低下を改善すべく、病院には通いました。

妊娠に効果ありとされているものは、いろいろ試しました。

 

でも、やっぱり体温は下がるし、授かれない。

 

このとき、まさに

妊娠は神の業

と思い知らされました。

 

よく、自分には解決できるサイズの課題しか降ってこない、なんて言われます。

たとえば、明日、アメリカ大統領と今後の日米安保について協議する、なんて課題は私には降ってこない。

目の前に降ってきた課題は、あなたが解決できるサイズの課題なのだから、真摯に取り組みましょう

ということなのですが、世の中には、

目の前に降ってきたけど、自分の努力ではどうにもならない課題もある

んですよね。

 

妊活をするときは、これを肝に銘じておかないといけないので、

つらいんです。

だって、莫大な時間とお金をつぎ込んでも、授かれないかもしれないなんて、

そんなこと、並大抵の精神力では乗り越えられないじゃないですか。

つらいですよ。出口の見えない暗闇を走り続けるのは。

 

でも、

自分の力ではどうにもならないかもしれないけど

と、前提を心においておくこと自体は、良いことだと(今は)思うのです。

 

妊活していると、授かれないことを誰か、何かのせいにしたくなります。

それは、夫であったり、家族であったり、仕事であったり。

そして、最終的に、自分のせいにしたくなるんです。

 

これ、どの場合も、とっても危険ですよね。

心がどんどん沈んでしまって、どんどん悪い感情がわきあがってしまって、幸せとは正反対に進んでしまう。

 

誰の努力でもどうにもならないことがある

と思っておくことで、

授かれないのは何の、誰のせいでもない

と、思考をシフトしやすいのです。

 

すぐにはシフトチェンジできませんけどね。きれいごとではないので。

でも少しずつ理解できると思います。

やっぱり神の業だということを。

 

と偉そうに言っている私ですが、授かれないことを仕事のせいにして正社員を辞めたタイプなので、全然説得力ないんですけどね(汗)

もちろん、辞めた理由はそれだけではないですが、長くなるのでこれはまた別記事で書きます。

私の場合は辞めて後悔していませんので結果オーライですが、

辞めた時の私は「辞めれば絶対妊娠できる」と思っていたので、危険でしたね。

 

 

だから受け入れるのに少し時間がかかったんですけど、

受け入れた後は、信じられないくらい楽になりました。

 

 

運命は

切り開くものだと思ってきました。

でも、不妊を経験して、

受け入れる余裕もできました。

 

今は、人間として大事な経験をさせてもらったと思っています。

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